みなさんは排便の後、うんちをチェックしていますか?
ザーッと水を流して終わっていては、すごくもったいないです!
何故なら、うんちには身体の情報がいっぱい詰まっているので色や形・硬さ・ニオイ・量などをチェックすることで腸の状態や病気をいち早く推察する事ができるからです。 |
| |
うんちで腸の健康状態をチェックしてみよう! |
|
まず初めに『色』を見てみましょう。
健康なうんちは黄土色か黄褐色ですが、血が混ざっていると、黒くなったり赤くなったりします。色によって考えられる腸の状態は下記の通りです。

[黒色系]…上部消化管(食道・胃・十二指腸・小腸)からの出血か、服用している薬の影響が考えられる。
[赤色系]…大腸(直腸)、肛門からの出血が考えられる。
[茶色系]…腸内の細菌バランスはまずまず。黄土色に近いほど善玉菌優勢と考えられる。
[黄土色(黄褐色)]…善玉 菌が多い健康な状態。形が半練り状・バナナ状なら理想的。
[緑色系]…半練り状・バナナ状なら問題なし。食品や薬品などの影響が考えられる。下痢が伴う場合は、食中毒・急性腸炎などが疑われることもある。
[灰白色系]…肝臓の病気・膵臓の病気・胆のうの病気による脂肪の消化不良が考えられる。またはバリウムの排泄。

では、次ぎに『形』もチェックしてみましょう。
[水様状]…水分90%以上の下痢。黄土色・茶色以外の色をしている時は要注意です。特に赤い血便はすぐに受診を。
[泥 状]…水分90%程度の下痢。黄土色・茶色以外の色をしている時は要注意です。特に赤い血便はすぐに受診を。
[半練り状]…水分80%程度で健康。 ただし、色・ニオイの異常があれば要注意。
[バナナ状]…水分70%程度で健康。ただし、色・ニオイの異常があれば要注意。
[コロコロ状]…水分60%以下の便秘。色・ニオイの異常があれば要注意。

ニオイの理想は“ほどほど”です。
刺激臭の強い鼻につく悪臭がする人は悪玉菌が増えている証拠です。
肉食が多いとなる場合が多いですが、ニラやニンニク等の香の強いものを食べた後にニオイが強まることもあります。
食物繊維たっぷりの野菜を中心に善玉菌を増やすようにこころがければ “ほどほど”の自然臭になるはずです。
|
|
|
《便で分かる病気の早見表》
| |
水様状 |
泥 状 |
半練り状 |
バナナ状 |
コロコロ状 |
黒色系 |
食道・胃・十二指腸・小腸からの出血 |
便 秘 |
赤色系 |
赤痢、コレラ、食中毒
潰瘍性大腸炎、大腸ガン |
大腸ガン
潰瘍性大腸炎
その他の大腸炎 |
直腸ガン、痔 |
茶色系 |
下痢 |
過敏性腸症候群 |
健 康 |
便 秘 |
緑色系 |
食中毒
急性腸炎 |
溶血性黄だん
薬品等による着色 |
健 康 |
便 秘 |
灰白色系 |
腸結核
膵臓ガン |
膵臓の病気
脂肪の消化不良 |
膵臓の病気
胆石症、胆道ガン |
便 秘 |
|
| |
理想は『バナナうんち』! |
1日にバナナ状の便が1本(150~200g)から1本半くらいで、ゴールドに近い黄土色が理想とされています。量が極端に少ない場合は、食物繊維の摂取量 が少ないと考えられます。
ところで、赤ちゃんのうんちが黄色いのに対して大人はなぜ茶色くなるのか疑問に思った事はないですか? 実はその理由には食べ物が関係しています。
赤ちゃんの大腸の中にはヨーグルトなどにも含まれるビフィズス菌が95%くらい占め
ていて、腸内を酸性に保っているのですが、大人は脂肪分の多い食事を摂る事で脂肪
を分解する胆汁が分泌され、うんちがアルカリ性になり、茶色になるのです。
なのでビフィズス菌をしっかり摂り、野菜中心の食生活をしていれば、黄土色の『バナナうんち』にあなたもなれるでしょう! |
| |
漢方薬の効果について(1) |
すっかり一般的に利用されるようになった漢方薬ですが、自己判断で使っていると かえって症状を悪化させてしまう事もあるので、きちんと診察を受けて処方して もらうようにしましょう。

漢方とは、東洋医学の1つで、病気になる前に生じる自覚症状をとらえて、その人の体質を見極め、偏っている場合は正常に戻そうとする働きがあります。(=予防)
また、植物や鉱物・動物の骨などを原料にした生薬を組み合わせた薬で、医療機関でも漢方薬を処方する所が増えています。
|
《漢方で使われる主な生薬の早見表》
|
生薬名 |
作 用 |
| 黄ごん(おうごん) |
食欲不振、嘔吐、腹痛などをしずめる。 |
| 黄連(おうれん) |
腸の働きを整えるほか、消炎止血作用など。 |
| 甘草(かんぞう) |
解毒、沈痛作用のほか各生薬の作用を調和させる役割
もある。 |
| 佳枝(けいし) |
痛みをやわらげる作用。(解熱作用など) |
| 厚朴(こうぼく) |
整腸作用、鎮静作用など。 |
| 柴胡(さいこ) |
解熱、解毒、鎮痛作用など。 |
| 時黄(じおう) |
穏やかな下痢効果 、強壮作用など。 |
| 芍薬(しゃくやく) |
血のめぐりを改善するほか、痛みやけいれんをしずめる。 |
| 生姜(しょうきょう) |
胃の働きを改善する。 |
| 大黄(だいおう) |
生薬の中でもっとも下痢効果 が高い。 |
| 大棗(たいそう) |
強壮作用、ストレスで緊張した筋肉をゆるめる作用など。 |
| 当帰(とうき) |
血のめぐりを改善する。 |
| 桃仁(とうにん) |
消炎作用、血液をきれいにする作用など。 |
| 半夏(はんげ) |
嘔吐や、胃もたれ、お腹のゴロゴロなどに。 |
| 茯苓(ぶくりょう) |
利尿作用、鎮痛作用など。 |
| 附子(ぶし) |
鎮痛作用があるが、多量 に使うと毒性が強いので注意。 |
| 芒硝(ぼうしょう) |
天然の硫酸ナトリムの結晶。緩下剤として用いる。 |
| 防風(ぼうふう) |
解熱作用など。 |
| 麻子人(ましにん) |
緩下剤として用いる。鎮痛効果 もある。 |
|