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心理状態のアンケートをとると、外国の子どもに比べ日本の子ども達は『自分に対する満足度』が低いそうです。反対に日常的なイライラやカッとなりやすいなどストレスが子ども達に何らかの影響を与えているようです。中でも、朝起きられない、午前中にやる気がでないなどの症状を訴えるケースが多い様。今回は若い女性にも多い起立性低血圧がテーマです。 |
起立性低血圧とは? |
人は寝ている状態や座っている状態から起きあがる時、一時的に血圧が10~20mmHg前後低下します。ふつうは健康な人であれば、血圧の低下がそれほど身体に影響をおよぼすことはありません。しかし、この血圧低下が正常限界を超えて大きい人では、立ちくらみ、ふらふら、目の前が暗くなる、だるい、頭痛、動悸などの症状が現れます。
このような症状が1ヶ月以上も続く場合は、起立性低血圧という病気が疑われます。成人女性にもありますが、主に小学校高学年から、中学生、高校生に最も多く発症します。ひどい人では、起立中に脳貧血をたびたび起こしたり、強い倦怠感のために起床が困難になることも。横になっていると症状が軽減するため、
一日中ごろごろとしている特徴があり、なまけていると回りは勘違いしてまいます。また、朝起きられず不登校になってしまう…などの問題も発生しているようです。 |
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低血圧と起立性低血圧の違い
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| 人は心臓から全身に血液を送り出しています。心臓によるポンプ作用によって、血管内に勢いよく血液が流れていきますが、血圧とは、その血管内を流れる血液が血管壁に与える圧力のことです。心臓の収縮によって血液は循環するため、血圧値も心臓が収縮によって違いが出てきます。血圧には2つの値があり、最高血圧(心臓が縮んで血液が勢いよく流れるとき)、最低血圧(心臓が広がって血液の流れが弱まったとき)と呼んでいます。血圧は、いつも一定しておらず、スポーツをしたり、緊張したり、精神的なストレスがあった場合などにより血圧が上昇したりします。さらに、血管壁は歳を重ねるごとに圧力が大きくなり、動脈硬化も加わって血圧は上昇。要するに、ふつうは加齢とともに血圧は上昇してくるわけです。お年寄りは日頃から血圧を計って健康管理をするのが大切なのはこの事からです! |
一般的に高血圧は脳血管障害や心臓病等さまざまな病気を招く原因となり、治療や予防が進んでいますが、低血圧は基本的には生命への影響はないと思われがちです。もともと低血圧の人は90mmHg台でも無症状のことも多いし、また立ちくらみ・めまい・だるさと言った症状はあっても「血圧が低い健康な人」などといわれ病気と診断されない場合もあります。
一般的な低血圧の基準は、安静にして血圧を測ったときの最大血圧が100mmHgを割る場合。最小血圧については、60mmHg以下としますが、高血圧と違って最小血圧についてはあまり重点が置かれていないようです。最大血圧が100を割るのが低血圧です。また血圧が低くなくても起き上がったときに、最大血圧が30
mmHg以上下がるのが起立性低血圧。
他に、女性や子どもに多く間違われやすいのが貧血。低血圧と貧血は、立ちくらみやめまいなどの症状が似ていますが実は別のもの。貧血とは、ある一定量の血液中に含まれる赤血球、またはヘモグロビンが正常値以下(男性1dl中12g以下、女性10g以下)に減少した状態のこと。ストレスや病気・食事が原因で、鉄が不足し、ヘモグロビンができず赤血球としての役割を果たせなくなり、めまいや立ちくらみを引き起こしますが、血液検査をすれば違う事がすぐ判明します。 |
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起立性低血圧の原因は? |
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起立性低血圧の人は、起立すると脳をはじめ全身臓器への血流が低下するために様々な不快な症状がでると考えられています。反対に身体を横にするとふらつき、めまい、体のだるさなどの症状が軽くなります。
脳は、痛み、寒暖、臭いなどの身体全体の感覚を神経によってキャッチしています。また脳は、身体を動かしたりする運動神経の中枢です。脳の細胞は、脳血流からの酸素と栄養分で活動しているので、もし脳への血流が途絶えると、数秒で意識がもうろうとして時には意識消失を起こします。脳血流の低下は、脳の機能は著しく悪くさせ、感覚神経も運動神経の機能・思考機能を低下させます。
人は横になっている時、心臓と脳とは同じ高さにあります。身体を起こした時、頭の位置が心臓より高くなります。脳の血液は下に落ちようとする力(静水圧)が働き、下半身に血液が移動して、下半身の血管は静脈も動脈も拡張します。このままでは、血液は下半身にどんどん移行して、血圧が下がり、脳に血流が行き渡らなくなります。
本来、人には自律神経システムが存在します。自律神経システムは、その中枢は脳の中心部分(視床下部)と延髄にあり、ここから全身臓器に自律神経線維が張り巡らされています。これには交感神経と副交感神経(迷走神経)がありますが、交感神経は全身の血管に隈無く張り巡らされていて、血管を強く収縮させる働きがあります。このおかげで、起立時の血圧低下に反射して下半身の血管は拡張したままではなく、収縮させることで血圧を維持させています。
ところが、起立性低血圧の人のように交感神経の機能が低下している場合、血管が十分に収縮せずに、血液が下半身に移行したままになってしまいます。特に原因として、精神的ストレスは脳での自律神経機能を抑制したり、あるいは逆に過剰にさせます。子どもや若い女性では精神的ストレスによって交感神経活動が抑制されてしまい、その結果、起立時に血液が下半身にどんどんと移行し、血圧がどんどんと低下してしまい様々な症状が現れるのです。
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ストレスの解消が治療のきめて |
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起立性低血圧の子どもは、自律神経のシステムがうまく働いていない場合が多いようです。内向的で引っ込み思案なタイプが多い傾向にあり、小さい時から親の言う事をきき、回りに無理を言わない『おりこうさんタイプ』で、家族に本音が言えずに内面では孤立し、ストレスをためているようです。また親から十分に愛情を与えられていなかったり、兄弟関係の不和などの家族内における精神葛藤からくるストレスが原因となっている場合も。さらに学校生活においても、学業面での家族からの重圧からくる本人の葛藤や友人や教師とのトラブルからくる精神的ストレスがあります。これらの日常生活のストレスが自律神経系に悪い影響を与え、起立性低血圧の症状を起こします。さらに朝起きにくい、ダラダラしているなど回りに理解してもらえない事がまたストレスを呼び込む結果となり不登校や学校でのいじめ、不眠症なども引き起こしています。
朝が起きられない、午前中だらだらしている、頭痛、夜眠れない…などの症状が一ヶ月以上続く場合は、ストレスからくる起立性低血圧を疑ってみて下さい。治療は子どものストレスを親がわかってあげ少しでも和らげる努力をしてください。また昇圧薬などもありますので医者の診察をうけて根気よく治療する事をおすすめします。
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++規則正しい生活を基本にしよう!++ |
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心臓や血管などに持病などがない場合、低血圧は命にかかわる事のない病気なため、ついつい治療や本人へのケアが後手後手になりがち。しかし起立性低血圧は、ストレスによって引き起こされたり悪化したりする心身症の一つでもあります。まだ医療においてもガイドラインが確立していませんが、日常の生活の中で起立性低血圧を考えてみました。 |
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第7回めは
『朝起きられない人・低血圧症のためのハーブ』
朝、辛くて起きることができない。なんだかいつも体がだるい。低血圧で疲れやすい・・・ハーブティを毎朝、起きてすぐに飲み続けていくうちに、体が軽くなってきます。血行促進効果が高く、神経作用を高めるハーブ、スムーズに体と頭を切り替えてやる気モードに。強壮作用もあります!
セージ
血流や神経の働きをバックアップ。神経伝達物質やホルモンの活動を高め、強壮作用に優れています。女性の冷え性や更年期障害にもおススメです。
タイム
朝の体をキリリとさせます。免疫機能を高めるので、アレルギーなどの方は体質がかわります。貧血、倦怠感、低血圧の解消にもお役立ち。
ミント
身体全体を強壮にし、神経を和らげます。血行を促進し、体全体の働きをサポートします。ストレスによる歯痛や歯茎の炎症にも使われます。
ローズマリー
神経や体全体の働きを高めるパワーハーブ。ストレスからくる身体の内外の疲れや病気の回復を助けてくれます。神経の働きを高めて、頭をすっきりさせるので、仕事や勉強の能率があがります。
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=早寝早起きのススメ=
日常のストレスの解消は簡単ではないが、規則正しい生活を心がけることを基本にしましょう。日中に活発に運動すると、交感神経の適度な刺激で自律神経のリズムが整い起立性低血圧も軽くなります。また夜は自然と早く眠くなるし、そうなれば朝早く目覚められます。小学校低学年までは夜9時までに眠る生活リズムを習慣づけましょう。眠りを促す作用などがあるホルモン、メラトニンは夜間の暗くなった頃にもっともたくさん分泌され、いつまでも電気のこうこうと付いた状態で夜更かしすると分泌が減少します。そうなると睡眠不足になり、朝起きられず、朝食も食べずにあわてて学校へ行くため、午前中はぼ-っと過ごし体調が良くないという悪循環に陥るのです。また30分でも早く起きてゆっくりお風呂につかるのもオススメします。ただ、親が早く寝かそうとあせるばかりに叱りつけたりするのは×。子どもは親の気持ちを敏感にさっし、却って反抗したりしてストレスをためこんでしまいます。
=暑い所、時期は要注意!=
人込みの中などの暑い場所に長く立っていると、血圧低下を引き起こします。涼しいところに居るようにします。また、季節では梅雨~夏にもよく起立性低血圧をおこしやすいので注意!むし暑い季節にはからだの血管が拡がり下半身に血液がたまりやすくなります。反対に寒くなると起立性低血圧の症状は軽くなります。
低血圧では細い血管の収縮が十分になされず、立って生活していると血液が下半身にたまってしまい、心臓へ戻る血液量が減って、送り出される血液量が減り、血圧が低下してしまいます。むし暑い季節にはからだの血管が拡がりますので、この時期には低血圧はひどくなるといわれています。梅雨から夏にかけて続くむし暑い日にはご注意下さい。
=塩分を多めに摂ろう!=
高血圧予防のために減塩をすすめる傾向が強いのですが、しかし低血圧の人は塩分を多く摂るようにして循環血液量をふやすようにしなければいけません。食塩は循環血漿流量を増加させ、また交感神経を活性化させる働きがあり、その結果、血圧を上昇させるからです。今までより2~3gは余分にとり血圧を上げましょう。朝食ならみそ汁がオススメです。
=軽い運動を習慣づけよう=
立ったまま激しく動くエアロビクス、ランニングなどの運動は低血圧の人にはやや負担が大きいので、座った状態でできる下半身筋力トレーニングがおすすめ。下半身の筋肉、腹筋、大腿筋、下腿筋(ふくらはぎ)が筋力低下を起こすと、血液を送り戻すパワーが低下すると考えられます。下半身にたまった血液を筋肉が収縮することによって心臓に送り戻せれば起立性低血圧もなおります。
また、ストレス解消を目的にした呼吸法やヨガを、毎日コツコツして下さい。※ただし低血圧の人が運動する場合は、汗をかき体内の水分が減少すると血圧低下を招くので十分な水分摂取を忘れずに!適度な塩分を含むスポーツドリンクがオススメ。
=下半身への血液貯留を防止しましょう=
血液が下半身にたまり、脳に十分に流れないのを防ぐために、腹部に巻いて上半身の血圧を上昇させる加圧式ベルトという医療器具もあります。女性の場合は、きつめのパンティストッキングや浮腫防止用のパンティストッキングの着用は効果があるといわれています。
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ストレスの多い現代、少しでも日常生活からストレスを軽減させる生活を子どもにはさせたいですね。ぜひ親が見本を見せてください。起立性低血圧だから……ができない、……させないではなく、この症状のおかげで健康について考えるようになれた…そんな前向きな気持ちがきっとストレスに勝つコツかもしれませんね。
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